野球部

1点が遠い...

7月18日に第104回全国高等学校野球選手権福島大会の3回戦をヨーク開成山スタジアムで田村高校と対戦してきました。シートノック後に「3回までに3点以内に抑え、3点を取るぞ!」と選手達に声をかけてから試合に入っていきました。3回表まで毎回ランナーを出すも、強力な田村打線を笠原覇央投手が0点に抑え、あとは味方の援護を待つばかり。しかし、桒原投手の緩急自在なピッチングにヒットが出ず、目標の3点を取ることが出来ませんでした。4回表には、なんとか強力な田村打線を抑えていた笠原覇央投手がつかまり始め、一挙5失点。このままでは7回コールドの可能性もあるため、6回に入る前に選手たちへ「このままでは7回コールドになってしまうぞ!」と檄を飛ばし、6回の守備へ。6回表の先頭打者がライトオーバーの3塁打を放ち、3番の佐藤翔琉選手の犠牲フライで6対0。4番の佐藤航琉選手に左中間への3塁打を打たれ絶対絶命のピンチ。流れを切るために園木秀投手をマウンドへ送る決断をし、5番をショートゴロ、6番を三振に切って取り、ピンチを凌ぎました。7回も1点を追加されないよう全員で必死に死守。途中、2塁手の宇内辰之介選手が足を攣ったときは冷や冷やしましたが、0点に抑え、反撃のチャンスを待ちました。7回裏に4番の生亀未来選手が追い込まれるもセンター前に弾き返し、5番の園木秀選手もライト前ヒットで続き、ノーアウト1、2塁と反撃のチャンスを迎えました。しかし、選手との意思疎通が乱れ、チャンスを活かすことが出来ませんでした。8回表も何とか0点に抑え、8回裏からマウンドへ上がった石川投手の130kmのストレートを打てずツーアウト。ここから1番菊地光選手がセンター前に弾き返し、続く2番の宇内辰之介選手もセンター前に弾き返し、ツーアウト、1、2塁の場面で主将の遠藤悠生選手に回りましたが、石川投手の球威が勝り1点を取ることが出来ませんでした。最終回表も全員で凌いできましたが、4失点。0対10で最後の攻撃に入っていきました。最後の攻撃に入る前、「最後の一球まで懸けてこいよ!迷うなよ!」と選手に檄を飛ばし、選手を送りだしました。最後まで田村高校の桒原投手、石川投手を打ち崩すことが出来ず、0対10で試合を終えました。この試合で3年生は引退となります。3年生には今後の進路に向かって高校野球を通して得た、培ったものを活かして、頑張ってほしいと思います。1、2年生は明後日から新チームとしてスタートします。秋は連合チームで大会に出場しますが、1人1人の技術向上を目指し、来年の春に単独チームで出場できるよう力を養い、そして”自分たちの目指す野球”を確立してほしいと思います。最後に田村高校と対戦することができ、両校選手の素晴らしいプレーで試合が出来たことに感謝します。監督・部長・選手・マネージャーの皆さん、ありがとうございました。また、生徒会、吹奏楽部、テレビの前で応援したくださった先生方・生徒の皆さん、球場まで応援に来てくださった先生方、桐桜高校の保護者の皆様、応援ありがとうございました。そして、3年生の皆さん、3年生の保護者の皆様、お疲れ様でした。約3ヶ月の監督で迷惑をかけることも多かったと思いますが、よくついてきてくれ、ご協力くださりました。皆さんと野球が出来て楽しかったです。ありがとうございました。
夏の高校野球福島大会総集編が7月31日(日)13:55~14:50にKFB 福島放送で喜多方桐桜高校のラストミーティングが放送される予定となっておりますので、ご覧いただければ幸いです。