野球部

緊迫のシーソーゲームを制し、逆転サヨナラ勝利!!

7月11日に第105回全国高等学校野球選手権記念福島大会の初戦を郡山市にありますヨーク開成山スタジアムにて郡山北工業高校と戦ってきました。郡山北工業の先攻で試合が始まりました。初回にランナーを出すも無得点の良い流れで、喜多方桐桜の攻撃に移りました。先頭の山田楓芽選手がライト前ヒットで出塁し、続く2番高橋恵大選手がきっちり送りバントを決めて1死2塁の状況で3番、4番に打順が回りましたが1本が出ず、無得点に終わりました。2回の郡山北工業の攻撃では、守備のエラーで1失点し、2回の喜多方桐桜の攻撃以降は両校ともにランナーが出るもあと1本、2本が出ずに郡山北工業の1点リードで5回まで終了しました。6回には堅実にランナーを送ってきた郡山北工業がさらに1点を追加し、2対0となりました。続く6回裏の喜多方桐桜の攻撃で2番高橋恵大選手から始まる好打順の場面で四球、センター前ヒットや相手のエラーも重なり、2対2の同点。9回の郡山北工業の攻撃で1点を入れられましたが、その裏に2死1塁と絶対絶命の場面で2安打と当たっている山田楓芽選手に回り、4球目を捉えて左中間に弾き返し同点とし、タイブレークに縺れ込みました。無死1、2塁からスタートした延長10回の郡山北工業の攻撃は送りバントと犠牲フライで1点を追加し、4対3。その裏の喜多方桐桜の攻撃は、4番の渡部大河選手が四球で出塁し、無死満塁。5番の長谷川煌汰選手のセカンドゴロの間に3塁ランナーが生還し、4対4の同点で回ってきた相原大雅選手に申告敬遠で満塁策を取ってきた郡山北工業。ここは「打って勝つ」と心に決め、齋藤真人選手には「ここは勝負だ!打って勝つんだ!決めてこい!」と力強く声をかけました。打席に入った齋藤真人選手が初球を叩き、併殺崩れの間に3塁ランナーが生還。サヨナラ勝利を収めることが出来ました。公式戦では9回まで戦うことが出来なかったチームが、延長10回までの激闘を制し、令和5年度公式戦初勝利。穴澤岳樹投手は延長10回を投げきり96球の好投、それを支えた相原大雅捕手の好リードのおかげで各イニングのピンチを凌ぎ、勝利に結びついたのではないでしょうか。素晴らしい成長を見せてくれた選手たちに感謝しかありません。試合終了後には3年生のマネージャー3人は嬉し泣き。3年生のマネージャーだけではありませんが、”記憶に残る”試合を見せてもらいました。ありがとうございました。最後に郡山北工業高校と対戦でき、両校選手の素晴らしいプレーで緊迫した試合が出来たことに感謝します。郡山北工業の監督・部長・選手・マネージャーの皆さん、ありがとうございました。また、喜多方桐桜野球部の保護者の皆様をはじめ、スマートフォンやパソコン等でバーチャル高校野球の中継を見ながら応援してくださった多くの方々、応援ありがとうございました。次戦は7月15日土曜日にヨーク開成山スタジアムの第3試合で二本松実業高校と対戦します。応援の程宜しくお願い致します。

 

※画像は7月12日発行の福島民友新聞、福島民報新聞の記事になります。