野球部

一球入魂 ~ これまでの軌跡 ~

~バット納め~

10月23日に押切川公園野球場にて3年生の引退試合を行いました。夏の激闘から早3ヶ月、3年生は就職・進学活動に取り組んでいたため、以前のようには動けないのでは?と思いましたが、現役さながら軽快な守備、素晴らしいバッティングを後輩達に見せてくれました。引退試合の後は、監督と本気の1打席勝負ということで約13年ぶりにマウンドから全力投球をし、3年生に敵うはずもなく見事に打ち返されてしまいました。感染症対策を取った上で昼食を取り、昼食後は3年生と3年生の保護者の方々でソフトボール対決を行い、対決後は日頃伝えられていない感謝の気持ちを保護者へ伝えていました。最後に後輩達から記念品を渡し、3年生達からはウォータージャグを受け取りました。

3年生はこれで高校野球を引退することになりますが、高校生活はまだ続きますので、最後まで楽しみながら次の進路先への準備をしてほしいと思います。そして、どんな形でもいいので野球に携わってくれれば幸いです。最後にはなりますが、引退試合の準備をしてくださった1・2年生の保護者の皆様、マネージャー、1年生選手の皆さん、ありがとうございました。

準優勝という結果に満足せずに・・・

10月8日、9日にBMI鶴沼球場にて、第45回秋季全会津高等学校野球選手権大会に参加してきました。今大会は喜多方高校も入り、4校で2回戦は会津学鳳高校に11対7で勝利、準決勝は只見高校に5対4で勝利、決勝は会津北嶺に0対10(6回コールド)で負けて、準優勝という結果で大会を終えました。大会を通して、穴澤岳樹投手はエースとして好投、渡部大河選手は3番サードで攻守に渡る活躍、長谷川夢樹選手は適時打でチームに貢献しました。
シーズンオフまで約一ヶ月半となり、練習試合も限られてきましたが、一つでも多く経験を積んでほしいと思います。また、来シーズンに新1年生が喜多方桐桜高校野球部に多く入ってくれることを信じて、現1年生はシーズンオフの期間で心身共に一回り、二回りと成長してもらいたいと思います。最後に対戦してくださった会津学鳳高校、只見高校、会津北嶺高校の監督・部長・コーチ・選手・マネージャーの皆さん、ありがとうございました。そして、会津若松ザベリオ学園高校、会津農林高校、喜多方高校、桐桜高校の保護者の皆様、応援ありがとうございました。

※写真は渡部大河主将が準優勝の賞状を受け取っているところです。

~ 喜多方桐桜新チームとして、会津連合として初めての公式戦 ~

会津地区の高校球児の人数が減り、単独チームでの参加が厳しく、会津若松ザベリオ学園高校、会津農林高校と連合チームを組んで、夏季休業中も練習に励み、8月27日からあいづ球場にて、第74回秋季東北地区高等学校野球大会会津支部予選に参加してきました。
初戦は会津北嶺高校と対戦し、本校の選手も試合に出てチームに貢献しようと頑張りましたが、9対1で負けてしまいました。敗者復活戦では、若松商業高校と対戦し、渡部大河選手(喜多方桐桜高校野球部主将)がチームのピンチを救うファインプレー2つとヒットでチームに貢献しましたが、15対2で予選敗退となりました。残念な結果ではありましたが、一人一人が成長出来た大会だったと思います。最後に対戦してくださった会津北嶺高校、若松商業高校の監督・部長・コーチ・選手・マネージャーの皆さん、ありがとうございました。そして、会津若松ザベリオ学園高校、会津農林高校、桐桜高校の保護者の皆様、応援ありがとうございました。
※今大会の写真はありません。申し訳ありません。

1点が遠い...

7月18日に第104回全国高等学校野球選手権福島大会の3回戦をヨーク開成山スタジアムで田村高校と対戦してきました。シートノック後に「3回までに3点以内に抑え、3点を取るぞ!」と選手達に声をかけてから試合に入っていきました。3回表まで毎回ランナーを出すも、強力な田村打線を笠原覇央投手が0点に抑え、あとは味方の援護を待つばかり。しかし、桒原投手の緩急自在なピッチングにヒットが出ず、目標の3点を取ることが出来ませんでした。4回表には、なんとか強力な田村打線を抑えていた笠原覇央投手がつかまり始め、一挙5失点。このままでは7回コールドの可能性もあるため、6回に入る前に選手たちへ「このままでは7回コールドになってしまうぞ!」と檄を飛ばし、6回の守備へ。6回表の先頭打者がライトオーバーの3塁打を放ち、3番の佐藤翔琉選手の犠牲フライで6対0。4番の佐藤航琉選手に左中間への3塁打を打たれ絶対絶命のピンチ。流れを切るために園木秀投手をマウンドへ送る決断をし、5番をショートゴロ、6番を三振に切って取り、ピンチを凌ぎました。7回も1点を追加されないよう全員で必死に死守。途中、2塁手の宇内辰之介選手が足を攣ったときは冷や冷やしましたが、0点に抑え、反撃のチャンスを待ちました。7回裏に4番の生亀未来選手が追い込まれるもセンター前に弾き返し、5番の園木秀選手もライト前ヒットで続き、ノーアウト1、2塁と反撃のチャンスを迎えました。しかし、選手との意思疎通が乱れ、チャンスを活かすことが出来ませんでした。8回表も何とか0点に抑え、8回裏からマウンドへ上がった石川投手の130kmのストレートを打てずツーアウト。ここから1番菊地光選手がセンター前に弾き返し、続く2番の宇内辰之介選手もセンター前に弾き返し、ツーアウト、1、2塁の場面で主将の遠藤悠生選手に回りましたが、石川投手の球威が勝り1点を取ることが出来ませんでした。最終回表も全員で凌いできましたが、4失点。0対10で最後の攻撃に入っていきました。最後の攻撃に入る前、「最後の一球まで懸けてこいよ!迷うなよ!」と選手に檄を飛ばし、選手を送りだしました。最後まで田村高校の桒原投手、石川投手を打ち崩すことが出来ず、0対10で試合を終えました。この試合で3年生は引退となります。3年生には今後の進路に向かって高校野球を通して得た、培ったものを活かして、頑張ってほしいと思います。1、2年生は明後日から新チームとしてスタートします。秋は連合チームで大会に出場しますが、1人1人の技術向上を目指し、来年の春に単独チームで出場できるよう力を養い、そして”自分たちの目指す野球”を確立してほしいと思います。最後に田村高校と対戦することができ、両校選手の素晴らしいプレーで試合が出来たことに感謝します。監督・部長・選手・マネージャーの皆さん、ありがとうございました。また、生徒会、吹奏楽部、テレビの前で応援したくださった先生方・生徒の皆さん、球場まで応援に来てくださった先生方、桐桜高校の保護者の皆様、応援ありがとうございました。そして、3年生の皆さん、3年生の保護者の皆様、お疲れ様でした。約3ヶ月の監督で迷惑をかけることも多かったと思いますが、よくついてきてくれ、ご協力くださりました。皆さんと野球が出来て楽しかったです。ありがとうございました。
夏の高校野球福島大会総集編が7月31日(日)13:55~14:50にKFB 福島放送で喜多方桐桜高校のラストミーティングが放送される予定となっておりますので、ご覧いただければ幸いです。

 

後半に粘り強いチームへの成長!

7月12日に第104回全国高等学校野球選手権福島大会の2回戦(初戦)をあいづ球場にて若松商業高校と対戦してきました。先発の笠原投手が立ち上がりに死球で先頭打者を出すも後続を打ち取り、良い流れで攻撃に入っていくことが出来ました。3回には四球からの連打でノーアウト満塁としましたが、チャンスを活かしきれずに無得点で攻撃を終えました。チャンスを活かしきれなかったことから流れが若松商業に傾き、4回表に2点を先制されてしまいました。5回に菊地光選手の右中間への3塁打と宇内選手の内野ゴロの間に1点を返し、後半戦に臨みました。7回表の攻撃を凌ぎ、ここから逆転だというところで雨脚が強くなってきました。7回雨天コールドもあり得ると判断し、「この回に同点、逆転が出来なければ雨天コールドもあり得る。腹をくくるしかないからな。」と攻撃に入る前に檄を飛ばし、気合の入った選手たちでしたが、鋭い当たりも正面で、2アウトまで追い込まれてしまいました。しかし、後半に粘り強いチームを目標に練習を積んできた選手たちは9番の五十嵐拓海選手、1番の宇内辰之介選手と続き同点。そして、2番の宮川龍翔選手が左中間へライナーせいの当たりを放ち、宇内選手が逆転のホームを踏みました。逆転してから臨んだ8回表の1アウトを取ったところで大雨により試合は中断。協議を重ね、天候が回復する見込みがあるため、時間を空けて試合を再開することが決まった。約1時間半から2時間程度の中断後に試合が再開された。8回表の若松商業の攻撃を凌ぎ、8回裏には駄目押しの2点を加えた。9回は笠原投手が3人できっちり抑え、勝つことが出来ました。最後まで集中力を切らすことなく、試合を終えたことは選手たちにとって大きな成長だと感じています。次の試合は若松商業高校の選手たちの想いも背負いつつ、”自分達の野球”を貫いてほしいです。最後に若松商業高校と対戦でき、両校選手の素晴らしいプレーで試合が出来たことに感謝します。また両校の3年生のことを想い、9回まで何とか試合が出来るよう苦心してくださった高野連会津支部の先生方に感謝申し上げます。監督・部長・選手・マネージャーの皆さん、ありがとうございました。また、生徒会、吹奏楽部、桐桜高校の保護者の皆様、応援ありがとうございました。引き続き次戦の応援も宜しくお願い致します。